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「色がいい。軽やかで奇麗ですね」

「他のものはこのままではまだ使う事はできないけれど、この三枚(タカシマヤ。東京タワー、夜景)の具合で作品の出来具合が安定してくるといいですね」

「一冊の中で描き方がかなり変化している、、、え?これらは一年分?たった一年でこんなに進歩したんですか?」

「人物画は単品でしかこの中には入っていないから、最初は小さくてもいいから、こんな風景の中に入っているといい。人と風景の描き方が一致してくるといいですね。」

「絵画とイラストの境目なんてないと思う。風景画だろうが、細部まで描いていようがそういう意味ではもっと絵画的な作家さんもいらっしゃいますから。そんな線引きよりは、観ていて魅力あるなあと思えて描いている人もいいなあ、と思って描いている、そんな絵が使いたいです。そういう意味では楽しんで描いてらっしゃるのがいいですね。」

「この三枚みたいなタッチで人も描けていて一冊にして、一年後かなあ、また見せてください。」


これは今日持ち込ませてもらったデザイン部担当の方のことば。2月に入り三件目の某知名度の高い出版社にて。


さて。



これらの言葉を社交辞令ととるか否か。





私としては三回の中で一番自分らしく伝えられて尚且つ自分の方向性も確認できた、解りやすい言葉でした。


何故なら、持ち込みをするといいながら今一つはっきりとどんなものを描いて行きたいのかがはっきりしていなかったからです。

描き癖として、写実的のみに陥りやすく、かといって丁寧さはあまりない。単純化すれば非常にぎこちなく嘘っぽく感じる。気持ちのいい線がひけてもいない。そんな中、上記の3点ははじめてお世話になっている先生に始めてまともに褒めてもらえたものでした。自分でも、描き込みもできたし、気持ちも入れる事ができたし、愛嬌も感じられるタッチになった始めての作品でした。そこを的確に見抜いて下さって、一年頑張ってきたことも、この先の方向性のアイディアも示唆してくれた。さすが多くの作品を観てきた目であると感服したのでした。


場違いなことは重々承知できたことや、絵なのかイラストなのか、このまま描いて行って果たして社会との接点はあるのか、などの迷いもきちんと話すことができました。話していくうちに担当の方の表情も柔らかくなってきて、自分の言っている事が伝わっている手応えを感じていました。感謝!


「タイミングと絵とはなかなか都合良く合わないもの。他にも何人も機会があったら一緒に仕事をしてみたい方々がたくさんいらっしゃる。」とのこと。本当に微妙な世界です。使ってもらえることよりも納得するものが出来る様に描こうって思ったのは負け惜しみじゃないぞ。


またまた、、、
二件目の編集さんからは

「上品な色ですね。色がいい。うちの雑誌でこのままの絵柄では無理だけど、この色味で描いてもらえるものはないかしら。。。」
「別の仕事をしながら描き続けていくことは、決して描く事の魂を売り渡したことにはなりませんよ。楯があるからできることも多いんです。仕事はしていた方がいい。」こんな助言を頂きました〜。



始めて行った女性誌の編集を主に扱っている会社では、

「病気等具体的な症状や動作の人の絵をよく使います。それから、色はここまで奇麗に出しにくい。線画きができることは強みです。」とのことでした〜。

最初の2件は友人が繋いでくれた先、今日出向いた先と残りの一件は直接電話でアポを取ったところです。


それはそれは緊張しましたとも!しかし!頑張りますとも、自分!




終わった直後は魂抜かれた顔になっていたと思うぞ。頭がガンガンしていたし。。。でも寄り道してお土産を買って帰りました。

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久しぶりのペコちゃん焼き〜〜〜♪
時間休取らせてくれた同僚と後輩にも明日もっていきます。自分の分は、、、既に2個、お腹の中であります。
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by t2mina | 2009-02-17 21:24 | イラスト