Doughnuts


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「田口って甘いモン好きじゃないの?」
「え?」
「みんなと話してる時もあんまり食べながらって話してないし。」
「だから?」
「いやそのそういう奴って三度のメシはきっちり食べてっていうかあんまり別腹ってないっていうか、要するに体育会系っていうか。あ!飲める奴なのか!」
「小林君、それはあまりにも短絡的すぎるよ。あのね、食が細かったり好みがあったとしても一くくりには決められないんだよ。甘いの好きでも餡子はダメって女子だっているし。」
「まあな、俺だってクッキー位は食べるしな。」
「それの方が意外だ。」
「何でだよ。」
「だってそれこそコーラとスナックでいいっていうイメージがあるもん。ケーキとか、あ、ドーナッツなんてとんでもないんじゃない?」
「うー、ばれた?何かさあ、聞いただけでも歯が浮いちまう感じ。」
「可哀相だよねえ、ドーナッツなんて宿題で疲れた頭をぐぐっと活性化させてくれるんだよ。」
「そうかあ?疑問だ。ありえねえ。」
「じゃ、今度持って来てあげるよ。ドーナッツ。あ、休み時間にみんなで食べようか?」
「…ふむ、終わってからのが二人で食べれるじゃん。部活終わんの5時半だからさ。」
「…うん?二人?…」
聞いた時にはもう小林君は大きく手を振り走って行ってしまった。そうか、ドーナッツは濃い目のコーヒーが合うんだよということも教えてあげることにする、と。まあいいか。

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by t2mina | 2007-01-08 12:00 | イラスト