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もし

もし、もう一度仕事を選べるなら、本屋さんで働きたい。
それも、児童書をたくさん扱っている本屋さん。

幼稚園から小学校の頃同じ町内の仲良しの子の家によく遊びに行っていた。
そこの家に、たくさん絵本やら子供向けの本がたくさんあって、その子がいない時でも上がらせてもらって本を読ませてもらっていた。

当時としてはモダンなそのお宅の中の、南側の日当たりのいいじゅうたん張りのバルコニーみたいな部屋にその一室はあって、本を見ている間中ぽかぽかと暖かくて、気持ちまで幸せだった記憶がある。

自分の家は、もちろんくつろげる場所だったが、
本のたくさんあるその部屋は、自分の家にはない種類の、特別な場所だった。

多分、私の子どもの本好きは、その頃の幸せな記憶からきているんだと思う。

私は絵も少し描くから、挿絵も気になるし、絵本も好きだが、作家になりたいというのではなく子どもの本に囲まれて作品に触れる事、読むことそのものが楽しいのだ。
だから、児童書の理解の講座を受けたりもしているので、文庫活動などやるといいのかもしれませんね。

英語も、旅行好きと原書が読みたいという思いが動機になって勉強しているわけで、通信の卒論は児童書で書きたいなあ、と思っている。

そういう風に具体的に好きなものがあるけれど、現実の仕事はそこから離れた所にあるわけで、でも生活をしていく為の折衷案のように思っている節が、正直自分の中にある。

元気な時はいいけれど、忙しくなってきたりすると、ああ、この仕事をこのまま続けられるのかなあ、と自信がなくなってきて、本屋さんでバイトをしてみたいなあ、という妄想が頭をよぎり始めるのです。

実際にやってみることができるのか?生活にはいくらかかるのかな?ネットでパート、アルバイトを検索してみようかな、と、自分の環境を変えるシュミレーションにはまってしまうのです。

ふ~。
by t2mina | 2006-03-08 21:45 | 自然・心・体