月と一緒な帰り道に
すっきり晴れた夜空。おやつのビスケットも買って機嫌良くぴっかぴかの月を見上げて歩く。今日は満月だねえ、と心安らかに、、、うん?前に何か揺れている?よく見ると揺れているのは人らしく、足取りが揺れているらしい。しかもだんだん歩きながら左右に揺れてがくんと膝も折れ、と思うとまた立ち上がり、しかし益々操り人形のように揺れちゃあガクン、と思ったらいきなりおじさんは生け垣に突っ込んで崩れ落ちた!
どうしようかと思ったんだけど、勇気を出して声をかける。大きな声で「だいじょーぶですかぁああ?」か、からまれたら走って逃げるからっ。
そしたら「あ、ダイジョブ、ちょっと、、、酔っぱらってるから〜」
「あ、酔ってるだけですか〜」「心配ありがと〜〜〜♪」
だって。足取りからするとたどり着くのは厳しそうだが、お礼言える位なら何とか出来そうだったんで「気をつけてー。」とだけ言ってサヨナラしてきた。
話に聞いたりテレビなんかでみたことはあるけど、目の前で欽ちゃん走りの足取りで揺れてる人は初めて見たよ。おじさんが無事に家にたどり着いたことを願う。
by t2mina
| 2010-01-30 23:21
| 自然・心・体